3月6日(木) FT校生来日交流

オンライン交流を続けてきたエソンヌ県のフランソワ・トリュフォー高校(以下FT校)の生徒さん21名、引率の先生方3名が本校との交流を目的に来日し、一日一緒に過ごしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  本校教頭によるフランス語を交えた歓迎の挨拶で始まりました。背景はこの日のために生徒たちが描いたイラストです。FT校生はみな歓声を上げていました。

 

 

 

 

 

 

 体育や数学、英語など、それぞれに分かれて授業に参加します。とても積極的なFT校生です。

 

 

 

 

 

 

 休み時間も楽しい歓談の時間です。また昼食は学校の売店で買って一緒に食べました。笑顔が飛び交うかけがえのない時間となりました。

 

 午後は美術の授業に参加し、合同作品制作をしました。前日に卒業式を終えたばかりの3年生も参加して、賑やかな活動となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6時間目には全校生徒で歓迎のセレモニーを行い、吹奏楽部の演奏に合わせて体育館に入場したFT校生の皆さんにささやかな記念品をお渡ししました。その中には下妻市の大宝神社のお守りも入っています。フランスの高校生が通学カバンに大宝神社のお守りをつける、そんな日が実現することになりとても嬉しく思います。その後、応援団チアリーダー部による演技を披露しました。全校生徒も巻き込み全体が一つとなって動く様子に、FT校生の皆さんの中には感激して涙を見せる姿が見られました。

 

 

 

 

 

 

 放課後は部活動体験です。FT校の皆さんはこれを本当に楽しみにしてくれていたとのこと、本校生の手ほどきを受けながらそれぞれ希望した部活動で一緒に活動しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あっという間に交流を終える時間となりました。名残惜しそうにバスに向かうFT校生の皆さんに、最後の最後まで本校生のおもてなしは続きます。吹奏楽部の生徒たちがサプライズで待ち構え、バスのお見送りをしてくれました。ほかの生徒たちも部活動を中断して見送りに来てくれて、FT校生の皆さんは涙を見せながら去っていきました。

 お互いの国を身近に思える機会を高校生のうちに得たことは、今後の両校の生徒たちの生活にどんな影響を与えるでしょうか。たとえ国家間に大きな摩擦が起きたとしても、次世代を支える彼らがしっかりとお互いを理解し合うことで、同じ地球市民として一緒に乗り越えていけると信じています。今回の交流の機会に感じたこと、考えた思いを大切に、国際理解を深めて欲しいと思います。

 

10月2日(水)番外編 和楽器披露

 今日は1年6組の音楽の授業から、フランソワ・トリュフォー(FT)高校に和楽器の演奏を披露しました。FT高校では生徒を講堂に集めて、大きな画面で見て下さるとのことで、日本からミニ演奏会の贈り物です。

まずは合唱を披露しました。合唱のスタイルも国によって違うそうです。

 

 

 次に琴の説明です。日本語クラスの生徒さんたちに向けて、できるだけシンプルな日本語で簡潔に伝えるよう努めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今度は三味線を説明します。

 

 

 

その後、「さくら」を琴と三味線で演奏しました。2番からは合唱も交えました。短期間の練習ながら、さすが生徒たち、見事です。

 

 

 

 

 

 

 

フランスの生徒たちも興味津々のようでした。

 

 

 

 

最後は質問タイムです。「なんという曲ですか?」「お琴は何でできていますか?」「お琴は作るのにどのくらいかかりますか?」といった演奏や楽器に関するやり取りが一段落すると、「制服は好きですか?」などと、お互いの文化の違いに関するやり取りが交わされました。FT高生は私服で登校しています。お互いにとっての当たり前がそうではないことが分かり新鮮だったようです。

 

生徒たちは和楽器の学習を通して文化継承の必要性を学びます。そのうえで今回は自国の文化を海外に発信する貴重な機会を得ることができました。海外の同世代の人たちにどう受け入れられるか、生徒たちは少し不安だったようですが、FT高の生徒の皆さんの拍手を受け、ほっとした様子でした。

 

  茨城県国際渉外チームの皆さまをはじめ、素敵な交流の時間を与えて下さった全ての方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

10月1日(火)交流第4回

交流第4回のテーマはフランソワ・トリュフォー高校の生徒さんの発案で、「小さい頃の遊び」について紹介、お互いの文化理解を深め合いました。

 

 

交流はいつも図書室をお借りしています。司書の先生が素敵な案内ポスターで交流を盛り上げて下さいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 本校生は「だるまさんが転んだ」や、「かるた」を紹介しているグループが多かったようです。簡単な遊びでも、いざルールを説明しようとすると苦戦しているようでした。

 

 紙風船を紹介しようと、わざわざ買ってきて準備してくれました。息を吹き込んでぽんぽんと叩いて見せると、フランス側の生徒は興味深そうに見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 このグループはお手玉を紹介していました。

 

 

 

 この交流には、昨年度の海外派遣事業でオーストラリアに行った生徒、また今年度行く生徒も多数参加しています。普段の生活の中で、他国の同世代の仲間と英語で話す機会はなかなか得られるものではありませんが、本校生は、台湾交流やこのエソンヌ交流、オーストラリア語学研修等を通して、英語で同世代の人たちと心を通わせる経験を積んでいます。この経験をきっかけに、将来、世界のどこかで世界中の人々と繋がって、戦争や飢餓、差別といった世界が抱える諸問題の解決を主体的に担って欲しいと思っています。

9月24日(火)交流第3回

3年生が引退し、新しいメンバーを加えての第3回目交流です。一方のフランス側は9月が新学期で、お互いに新鮮な気持ちで交流をスタートさせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日のテーマは「秋」にしようと本校生が提案しました。「フランスってハロウィンやるのかな」「秋の食べ物って何かあるかな」と興味津々にスタートしました。まずは本校生からプレゼンです。新しいメンバーも、お互いにサポートし合って、画面共有などもスムーズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生徒たちはプレゼンの後のフリートークタイムが一番楽しいようで、「夏休み何してた?」と質問したり、映画やゲームの話をしたり、高校生らしい会話でそれぞれ盛り上がっていました。

 フランスは日本よりずっと涼しいようで、今日はフランソワ・トリュフォー高の生徒たちは長袖を着ていました。学校の図書室にいながら、画面の向こうはフランスです。「地球市民」」としてフランスの高校生と肩を並べる生徒たちの姿は大変立派なものでした。

6月11日(火)交流第2回

本日は今年度第2回目の交流です。今日は1か月半後に迫ったパリオリンピックを前に、オリンピックで注目している競技や、自分が好きな選手、それぞれの国で人気のある競技など、スポーツを交流のテーマとしました。

 

 今回も3年生が1,2年生をフォローします。「頑張って言ってみよう」、「〇〇っていう風に伝えたら?」と上手に会話をリードしてくれました。頼もしい存在です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランスと日本では同じ競技に関しても関心が違っていたりして、興味深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度かブレークアウトルームの組み合わせを変えて発表し合った後、最後はお楽しみのフリートークの時間です。高校生らしい会話が飛び交い、みな楽しそうです。トリュフォー高生は私服ですので、来ている服に関して質問したり、みな英語で伸び伸びと話していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3年生は今回が最後の交流となります。1年生からずっと交流を続けてきた3年生がとても流暢に英語を話す姿に、大きな成長を感じます。授業で英語を体系的に学ぶことはもちろん大切ですが、こうして実際に英語を使う経験は何よりのスキルアップになります。英語を話す楽しさを知ったことが、もっと学びたいと思う動機づけとなり、今後さらなる活躍をしてくれることを期待しています。

 フランスの高校はまもなく長期休暇に入ります。次回の交流は9月以降となります。

 

 

 

5月28日(火)交流第1回

 今回の交流に先立ち、トリュフォー高校の生徒さんたちから制作物の贈り物が届きました。日本語クラスでの学習の成果を生かし、エソンヌの観光案内ポスターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 写真がたくさん入って見どころ満載です。ぜひ文化祭で掲示して、多くの方に見てもらいたいと思います。

 さて、いよいよ第1回目の交流です。まだタブレットの使用が不慣れな1年生を、2、3年生がフォローして準備を進める頼もしい姿が見受けられました。両校の学校長挨拶のあと、早速交流が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の事前ガイダンスでの学びを生かし、「ボンジュール」、「アンサンテ」、「ジュマペ、、、。」とフランス語で挨拶をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グーグルスライドで作成した資料を画面共有する操作に始めのうちこそ戸惑いつつも、すぐに慣れてにこやかに話していました。同世代交流は、授業中ALTの先生や教員と英語を話すのとはまた違う楽しさがあるようです。質問に答えるだけでなく、質問を返してみたりと、会話を楽しく続けるコツも得たようでした。

 2か月後はパリオリンピックが始まります。次回はこのオリンピックをテーマに交流を行う予定です。フランスと日本では、人気のスポーツも異なります。お互いの国の注目競技や選手、自分が好きな競技などについて、活発な交流を期待しています。

5月22日

フランス語・フランス文化講座

 本校は、茨城県と友好都市提携を結ぶフランス・エソンヌ県のフランソワ・トリュフォー高校との交流授業を実施ています。3年目となる今年度の交流を前に、今日はフラン ス・フランス語文化講座を実施し、交流生30名が集まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  講師は茨城県営業戦略部国際渉外チーム ジャワセイフェン先生です。フランス語、日本語、チュニジア語の3ヶ国語を話されるセイフェン先生に、今日は英語でフランス語講座をお願いしました。

 

  フランスの高校生の生活の話を聞きます。フランスでは水曜の午後は授業なし、大学入試はなく高校の成績で大学が決まる、7週に一度入り、さらに夏休みは2ヶ月ある、第2外国語まで全員必修などなど、自分たちの生活との違いに興味津々です。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  フランス語は発音が難しく、みな苦戦していました。「ボンジュール」、「アン・サンテ」など、簡単な挨拶をフランス語で練習します。来週の交流では最初にフランス語で挨拶できたらいいなと思います。

  最後に質問の時間を設けましたが、みな英語で積極的に質問する姿が印象的でした。

 来週の交流が楽しみです。