12月16日(土)第2回教育学部系進学研究会が開催されました。
本校が主催する教育学部系進学研究会の第2回が,本校為桜学習館で開催されました。この日は,1,2年生を中心とした教職を目指す生徒26名が,茨城大学教育学部の小川先生と大学生の指導による授業を受けました。
小川先生から冒頭に講話をいただいた後,早速授業は開始されました。授業は5グループ編成のグループワークを中心にしたアクティブラーニング形式で進められました。各グループは教育に関する課題とその解決策を検討し,それをiPad上で(「ロイロノート」を用いて)まとめ,ドラマあるいは報道形式の動画で表現,発表し合いました。グループ内での討議や,プレゼンテーションによるグループ間の学びを通して,生徒は教育問題をより客観的に,多面的に捉えることができたようです。
当日は,茨城県教育委員会教育委員の江原陽子先生にもお越しいただき,アドバイスをいただけたのも生徒達には大きな励みになりました。
本研究会は8月の第1回に続いて実施されたもので,2回とも参加した生徒もいれば今回が初めてという生徒もいますが,後掲の評価アンケートのとおり,各生徒の満足度は高く,その教職へのモチベーションはさらに高まったようです。
来賓 茨城県教育委員会教育委員 江原 陽子 先生
講師 茨城大学教育学部学校教育教員養成課程 教授 小川 哲哉 先生
茨城大学教育学部教育実践科学コース 1年 吉原 叶花 さん
茨城大学教育学部教育基礎 2年 矢中 萌 さん
◇ 生徒事後評価アンケート結果
【選択回答】
設問1 | 教師という職業への理解度 | 人数 | 設問3 | 今回の事業に対して | 人数 |
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1 | 大いに深まった | 18 | 1 | 大いに役に立った | 22 |
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2 | 深まった | 4 | 2 | 役に立った | 2 |
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3 | 変わらない | 0 | 3 | どちらでもない | 0 |
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合計 | 22 | 4 | 役に立たなかった | 0 |
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設問2 | 教職の道へ進みたいという意欲 | 人数 | 5 | 全く役に立たなかった | 0 |
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1 | 大いに増した | 19 |
| 合計 | 24 |
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2 | 増した | 3 |
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3 | 変わらない | 1 |
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| 合計 | 23 |
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【記述回答】
◎研究会に参加した理由
・将来教師になりたいから。(複数)
・茨城大学を志望しているから。(複数)
・教師という職業に興味があるから。
◎講話や授業,協力してくださった学生さん等について,感じたこと
・アクティブラーニングは積極的に取組めば楽しくなると思った。
・講話の内容がとても興味深かった(複数)。
・いただいたアドバイスが的確で,とても参考になった
・ワークショップでの意見交換を通して解決策を見つけることができた。
・先生と学生の距離が近く,それも大学の雰囲気だと思った。(複数)
・困った生徒にすぐアドバイスを与えてくれる先生の観察力がすごいと思った。
・ご自分のやりたいことを追究しておられるからか,お話に説得力と現実味があった。
・教師について,具体的に現実的に考えることができた。
・アクティブラーニングは自分から情報を発信して自己理解を深め,他者とのコミュニケーションが積極的にできるようになるとても良い方法だと思った。
・教育の課題が多様化していて,情報力と行動力が必要になると思った。
・大学での学問の深さに触れた。
・(教職の持つ)様々な可能性を感じた。
◎今回の事業に関しての感想・意見
・発表会でいろいろな意見を知ることができて良かった。
・グループワークで,タブレットを使い,とても楽しく勉強になった。(複数)
・グループ内での協力ができて良かった。(複数)
・教師という職業に対する理解や関心が深まり,目指す教師像がはっきりしてきた。(複数)
・質問に丁寧に回答していただき,ご指導の熱心さを感じた。
・適切なアドバイスをいただき,良い発表ができた。
・他のグループの活動・考え方が分かってとても良かった。
・自由な意見交換ができた。
・教育学部の学生さんの生の声が聞けて良かった。いろいろなコースの方とも話が出来たらと思う。
・学生の方にやさしく声をかけていただき嬉しかった。
・自分の教員になりたいという思いがより強まった。(複数)
小川先生 講話
グループワーク
グループ発表
江原先生 講評
国府田教頭 講評
小川先生 講評
学生お二人の挨拶(矢中さん,吉原さん)